「F3:一覧照合」ではPCフォルダ上に配置された「商品一覧ファイル(CSVファイル)」を取り込み、その情報を元に一覧照合作業を行います。ここではそのファイルフォーマットについての設定を事前に行っておく必要があります。
文字エンコーディング
「UTF-8」と「Shift-JIS」に対応しており選択が可能です。一度実行してみて文字化けするようならば、この値が間違っている可能性があります。
項目番号
「バーコード」と「商品名」と「商品付属情報」と「商品数」をそれぞれ左から何番目の列から取り込むかを設定します。
設定が必須なものは「バーコード」です。
原則として「バーコード」はユニークなものを想定しています。同じ「バーコード」値が含まれる場合、処理が正常に行えない場合があります。
「商品名」や「商品付属情報」は商品の情報として表示されるものなので作業する人が商品を判断できるものを指定してください。「なし」に設定すると表示がブランクになります。
「商品数」には数量として有効な値を持つ列を指定してください。数値に変換できない場合、正常な動作が行えません。「なし」に設定すると数量が1として処理が行われます。
上記の設定では、以下のようなイメージで値を抜き出します。
- 緑(バーコード:項目番号 = 5)
- 青(商品名:項目番号 = 2)
- 茶(商品付属情報:項目番号 = 6)
- 赤(商品数:項目番号 = 3)
Ver1.1.8において、商品付属情報を4項目に拡張しました。
「商品付属情報」項目設定を1~4までの4つに拡張しました。設定された項目は順番に改行で区切って、商品付属情報として表示されます。
Ver1.1.15において、1~4つのバーコードでの照合に対応しました。
「バーコード(必須)」のみで照合する以外に、「バーコード(必須)」+シリアル番号で照合しなければならないような場合に対応できます。
次のパターンの照合に対応できるようになりました。
- 「バーコード(必須)」と「補助バーコード1」の2つで商品を特定する場合には「補助バーコード1」を項目番号設定します。
- 「バーコード(必須)」と「補助バーコード1」と「補助バーコード2」の3つで商品を特定する場合には「補助バーコード1」と「補助バーコード2」を項目番号設定します。
- 「バーコード(必須)」と「補助バーコード1」と「補助バーコード2」と「補助バーコード3」の4つで商品を特定する場合には「補助バーコード1」と「補助バーコード2」と「補助バーコード3」を項目番号設定します。
次の条件があります。
- 「補助バーコード3」をセットする場合、「補助バーコード2」がセットされている必要があります。
- 「補助バーコード2」をセットする場合、「補助バーコード1」がセットされている必要があります。
- 商品が異なる場合、「補助バーコード1」~「補助バーコード3」のセット状況が異なっていても問題ありません。
- 商品が同じ場合、「補助バーコード1」~「補助バーコード3」のセット状況が同一である必要があります。
例)
下記のように「バーコード(必須)」と「補助バーコード1」と「補助バーコード2」と「補助バーコード3」をセットすると、
商品A,barcodeA,subbarcode1A10,subbarcode2A20,subbarcode3A30
商品A,barcodeA,subbarcode1A10,subbarcode2A20,subbarcode3A31
商品A,barcodeA,subbarcode1A10,subbarcode2A20,subbarcode3A32
商品A,barcodeA,subbarcode1A10,subbarcode2A30,subbarcode3A40
商品B,barcodeB,subbarcode1B10,subbarcode2B21,
商品B,barcodeB,subbarcode1B10,subbarcode2B22,
商品C,barcodeC,subbarcode1C10,,
商品C,barcodeC,subbarcode1C10,,
商品D,barcodeD,,,
- 商品Aは4つのバーコードで商品が特定されます。
- 商品Bは3つのバーコードで商品が特定されます。
- 商品Cは2つのバーコードで商品が特定されます。
- 商品Dは1つのバーコードで商品が特定されます。
各「見出し」は読み取り指示の際に表示されます。