【F1:抜出照合】異物混入や過誤を防止する抜出照合

読み取った2つのバーコード(CODE1とCODE2)に含まれる値が同一か否かを判定する処理です。
異物混入や過誤を防止するためにお使いいただけます。ただ読み取った2つのバーコードそのものを照合することもできますが、2つのバーコードの中身を設定条件で抜き出すことが可能ですので、より詳細な照合を行うことができます。例えば、最初に読み取ったバーコード(CODE1)の先頭から5桁を、次に読み取ったバーコード(CODE2)の3桁目から5桁を照合する(最大2箇所)といったことが行えます。照合結果は文字区切りテキストファイルで出力することが可能です。
F1:抜出照合
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【F2:在庫収集】棚卸や入出荷記録に使える在庫収集

在庫品をバーコード読み取りし、数量をテンキーで登録します。
棚卸や入出荷記録にお使いいただけます。設定によりヘッダー項目として最大2つのバーコード読み取りが可能となります。倉庫コードや棚番など在庫品の基準となる付属情報を読み取れます。また、明細項目である在庫品の商品バーコード読み取りに加え、設定により、あと4つの明細項目が読み取り可能となります。この設定により、製造番号やシリアル番号などの情報を追加で読み取ることができます。また数量入力を行うか否か(否の場合は数量1で登録)も設定が可能です。明細項目と数量の繰り返し入力で、在庫情報を登録していきます。登録した収集結果は文字区切りテキストファイルで出力することが可能です。
F2:在庫収集
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【F3:一覧照合】誤出荷を防止する一覧照合(ピッキングや出荷検品)

PC側から「商品一覧ファイル(CSVファイル)」を取り込んで、商品とその数量の照合チェックを行えます。商品のバーコードを読み取り、数量をテンキーで登録する作業を繰り返し、全ての商品についてチェックが終了したらPC側へ作業結果ファイルを出力することができます。
CSVファイルのどの列の情報をバーコード値や指示数量とするかは設定することが可能です。また数量入力をインクリメント/追加/上書きの中から選択できます。正しい商品と数量の荷揃えチェックが簡単に行えますので、ピッキングや出荷検品にご利用ください。
F3:一覧照合
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【F4:全点照合】荷揃えを確認する全点照合(ピッキングや出荷検品)

事前作業として複数商品のバーコードを登録した照合グループを準備しておけば、照合グループに含まれる商品のバーコードが全て読み取られたかの照合チェックを行えます。商品のバーコードを読み取る作業を繰り返し、全ての商品について読み取りが終了したら照合完了となります。
照合結果は文字区切りテキストファイルで出力することが可能です。[F3:一覧照合]と比べ、WifiやPCが必要なくお手軽に荷揃え確認が行えます。決まったセット商品の組み合わせを何度も照合する場合は、こちらが便利です。
F4:全点照合
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【読み取りテスト】
基本設定の内容で、読み取りテストを行うことができます。読み取ったバーコードをリストに追加表示していくだけの処理となります。内蔵カメラによる読み取り性能テストや、Bluetooth(SPP/HID)タイプのバーコードリーダーの読み取りデモアプリとしてご利用いただけます。
SPP(Bluetooth)
SPPとはシリアルポートプロファイルの略です。Bluetoothの接続方式の一つで、Android端末から接続し、シリアルポートを経由してバーコードリーダーと通信コネクションを確立します。このコネクション間で通信しますので、より速く、正確に情報がやり取りできます。メリットは、読み取りに外部(スマホとは別売)のバーコードリーダーを使用しますので、そのバーコードリーダーの性能を発揮できるところです。性能によりますが誤読の可能性もかなり低くなると思われます。また、通信速度も速いのでAndroid端末側では一瞬でバーコード読み取りを検知します。デメリットは、そのバーコードリーダーを買わないといけないのでコストがかかることですが、最善の読み取り方法と言えるでしょう。
内蔵カメラ
Android端末の背面カメラを使用してバーコードを読み取ります。ほとんどのバーコードや2次元コードはGoogleの読み取りライブラリを使用して読み取りますが、「すいすい」では医薬品などに用いられる「GS1 Databar Limited」と「GS1 Databar Stacked」の読み取りにも独自に対応しています。ズーム機能により細かいバーコードの読み取りも可能です。トーチ機能により暗い場所での読み取りにも対応しています。内蔵カメラを使用するメリットはコストがかからないところです。スマホやカメラの性能が上がっていますので読み取り速度は意外と速いです。デメリットとしてはスマホのカメラによる画像解析となりますので、暗い所での読み取りや、ダメージバーコードの読み取りにおいて誤読が発生しやすいところです。
HID(Bluetooth)
HIDとはヒューマンインターフェイスデバイスの略です。Bluetoothの接続方式の一つ(厳密に言うとBluetoothに限りません)で、Android端末に接続すると、まるでソフトウェアキーボードで入力しているかの如く、バーコードの値が入力されます。メリットは、読み取りに外部(スマホとは別売)のバーコードリーダーを使用しますので、そのバーコードリーダーの性能を発揮できるところです。性能によりますが誤読の可能性もかなり低くなると思われます。デメリットは、そのバーコードリーダーを買わないといけないのでコストがかかるのと、入力が少々遅いことです。リーダー自体の読み取り速度は速くても、HIDは入力がキー入力をエミュレートするので、パタパタと入力の様子が見えます。
KEYBOARD
このKEYBOARD(キーボード)はいわゆるAndroid端末のソフトウェアキーボードを使った手入力です。こちらはバーコードが読み取れない場合に読み取ったかのように手入力していただく機能です。手入力は許可/禁止が設定可能となっています。